|
中華粥 (鶏がゆ) |
このレシピ集としては異例の、リクエストにお応えしたレシピです。 リクエストしてくださったのは「てのたま」ののぞみさん。ご自身もダッチ料理をたくさん楽しまれております。 さて、ダッチオーブンと中華粥という料理のはかなり相性がいいと思います。中華街などで食べれるお粥は日本のお粥のようにさらっとしているものでなく、しっかりとダシを採って、尚且つお米の原型がなくなるほどのトロッとしたものですから、かなり煮込まなければなりません。 通常大鍋で強い火力をもって大量に作られるものですから、これを少量で出来る調理道具といったら、これはダッチしかないでしょう! |
●作り方● | ||
●材料(4人前)● お米1カップ、水13カップ 骨付き鶏肉ぶつ切り600g(無ければもも肉400gくらい) 干し貝柱2個、しょうが4かけくらい、ザーサイ適量 博多ネギ(か、ワケギ)適量、胡麻油適量 <DOは10インチダッチオーブンを使用> |
||
最初の手間が中華粥のポイント。 お米は水で洗った後、ザルで水を切り、ボールに移したら大さじ1のサラダオイルを混ぜて30分そのままにしておきます。 干し貝柱はぬるま湯につけてもどします。(水で一晩でもいいです) |
||
骨付き肉はやや臭みがあるのでボールに入れて酒を振って混ぜ合わすことで匂いが消えます。 これをやらないと臭みがあるお粥になってしまい美味しくないです。 (もも肉は、特に匂いが無ければこの工程は省略) |
||
ダッチに肉を置き、その周りにお米を敷き詰めます。 包丁で叩き潰したしょうが3かけを入れ(クサミ消しのため)、もどした貝柱をほぐしてからこれも入れます。もどし汁も加えてください。 え?それぞれの具の置き方になにか意味があるのかって?全然ありません(爆) |
||
水はたっぷり13カップ(もどし汁も入れて)。 時間節約のためとか言ってお湯を入れると失敗しますので、必ず水で。 |
||
まずは蓋をして強火。 煮立ったところでアクを丁寧にすくいます。 |
||
このあと、脇からシューっとふきこぼれがあるくらいの弱火に調整し、ひたすら煮込みます。 | ||
この間に薬味を用意。 しょうがは針しょうが、ザーサイは細切り、ネギは細かく。 お好みですが結構たっぷりあったほうがいいです。 |
||
煮込み開始から、1時間くらいたったところ。 鶏のダシは出てきていますが、ご飯がまだ原型をとどめていますね。 これではまだまだ。 |
||
約2時間経過。 お米が崩れて花が咲いた状態になると、いかにも中華粥のドロッとした感じになり、出来上がりのサイン。 ここで最後の味付け。 味を見ながら塩を加えます。濃くならないように注意してくださいね。 最後に胡麻油(小さじ半分くらい〜お好みの量を加え完成! |
||
器に盛って、好みの薬味を乗せたら、どうぞお召し上がりください。 残ったお粥をダッチに入れっぱなしにしておくと鉄くさくなるので注意! |
■さてどうだったのか?■ |
このレシピは実は10年以上前に作っていたものをダッチ用にアレンジしました。そのときは大きな土鍋で作りました。しかし明らかにダッチ方が短時間でうまく作れます。(土鍋は吹きすぎちゃうんで鶏のダシが出るまで時間がずいぶんかかりました。) 中華粥と堂々と名乗った理由は(笑)、貝柱を入れたからと言っても過言でないです。 これと胡麻油でだいぶ中華っぽくなりますよ〜。 味は手間をかけてだけのことはあると思います。ただこれをキャンプの朝にやろうとしたら、朝何時に起きなきゃなんないだろう・・・(爆) *そういう場合は前日の夜に作っておき、ステンレスの鍋に移し変え、温め直せばOK! |
|ともダッチ・レシピのTOPへ| |HOME|
Copyright(c) SAM All rights reserved since 1st Dec. 2001